伊賀医師会 健康だより

アルツハイマー型痴呆 back

 痴呆は、生理的な物忘れとは異なり、脳実質の病気によるものです。痴呆と一口に言っても、原因疾患の治療により治る痴呆(甲状腺機能低下症、神経梅毒、アルコール脳症、慢性硬膜下血腫、正常圧水頭症など)と、完治する方法がないアルツハイマー型痴呆や血管性痴呆があります。
 特にアルツハイマー型痴呆は、一度発症すると身体機能はあまり障害されませんが、痴呆症状が徐々に進行し、記憶、見当識、判断力の障害とともに、異常行動や人格変化をきたし、問題行動を起こしたり、末期には寝たきり、廃人となってしまう厄介で恐ろしい疾患です。
 しかし、その病状の進行を抑えることのできる薬剤も開発され、早期に病気を発見し、適切な治療をはじめれば、比較的良好な状態を長期間にわたり保つ事が可能(介護の負担などもかなり軽減されます)となってきています。
 初期症状の近接記憶障害などは、かかりつけ医の通常の診察では、発見がなかなか困難なことが多く、家族の方の申し出により、診断が可能となることもしばしばです。
 日頃の様子からおやっ?と思われる事がありましたら、是非、かかりつけ医に相談して下さい。

y.s. 

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