伊賀医師会 健康だより

乳幼児のタバコの誤飲に注意 back

 乳幼児は、目に触れたものはつかみ、つかめるものはすぐ口に入れます。生後七カ月以後になると、ハイハイも上手になって、移動の範囲も広くなり、タバコが無雑作に置かれてあると、それをつかみ、食べる事となります。タバコの誤飲は、身のまわりや部屋などの整理やあと始末の悪さが原因といえます。タバコや灰皿は、決して畳やテーブルの上に放置してはいけません。
 タバコ誤飲は生後八カ月に最も多く、十二カ月を過ぎると急に少なくなり、また事故の時間帯にも、午前八時と午後八時ごろに多いという特徴があります。
 タバコ一本には、幼児二人が死亡するほどのニコチンが含まれています。幸い、ニコチンにはおう吐を引きおこす作用があり、タバコを食べると吐く事が多く、溶け出したニコチンが胃で吸収きれるのにはかなりの時間がかかるため、実際に吸収されるようは少ないといえます。
 しかし、飲み残した缶ジュースを灰皿代わりにして吸殻を捨てているのをみかけますが、これは大変危険です。子どもがジュースと思い飲んでしまうと、ニコチンが大量に溶け出しており、ひどいニコチン中毒を起こし、死亡にさえ至ります。
 子どもがタバコを食べてしまったときですが、少しかじった程度の場合はそのまま様子をみます。四時間様子をみて元気にしていればもう安心です。タバコ半分以上食べた場合は、まず吐かせて、病院を受診して下さい。吐かせ方は、子どもをひざの上でかかえてうつぶせにし、頭を低くし、口の奥、舌のつけ根に指をつっこんで吐かせます。

s.h. 

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